乳腺を取っ払って胸を平らにするべく福岡で胸オペ(乳房切除)を受けてきた30歳のオナベの記録。
どうも、無事胸オペを終えてきましたカナタです。
折角なのでTwitterやLINEに残したログを元に記事にまとめておこうと思います。
というか、オペ後の痛みでデスクワークぐらいしかすることがねんだわ。
胸オペ4日前にパートナーが虫垂炎になり、夜間病院に駆け込んで緊急入院からの翌日摘出手術で付き添いやら入院の準備やらで大変だった。
なんか無駄に頑張ってしまったオペ前日
退院後、家には満身創痍の人間2人しかいない&自分は最悪3週間運動制限で満足に動けない為、家事やら犬の世話やらに追われた午前中。
買い出しも行っとくかと思ったけど、流石に夜寝るのが遅くなる関係で諦めて昼寝。
さらに「胸オペで運動制限がかかる前にやっとかなきゃ」と無駄な使命感に燃えて夜9時半から本業の方で配信ライブやった(しかもコロナ自粛で鈍った感覚を取り戻すのにも時間使った)り、パートナーの入院が予定より延びた関係で配信後に犬を実家へ預けにロングドライブしたりとなかなかのハードスケジュール。
おかげであんまり余計なこと考えずに済んだけど、体には結構なストレスがかかっていた模様。
30にしてストレスで胃が痛むという体験をする
— カナタ (@kanataself) August 6, 2020
いや今までにもあったかもしれんが色々麻痺してて自覚がないわ…
バッチリなやつあった pic.twitter.com/VzB6MHu67l
— カナタ (@kanataself) August 6, 2020
犬預けて帰ってきた時はマジでもう独りぼっちって感じで心細かった。
ちなみにオペの関係で夜9時から絶食だよ。
いざ出発
睡眠時間約4時間。
本来なら送迎してもらうはずのパートナーは病院のベッドの上なので、バスを乗り継いで片道2時間弱。まあ寝てたら着いたよね。
ちなみに病院到着2時間前から絶水。
念の為一本早めのバスに乗ったら当然の如く早めに着いた。
時間的に飲食店とネカフェくらいしか営業してない。。
お洒落なカフェの朝ごはんメニューを横目に病院近くの適当なところに座って時間を潰した。ぐぬぬ。
受付&支払い
時間になったので病院に入って受付。
とりあえず支払いをするんだけど、なぜか使う予定だったカードが限度額確認したはずなのに決済できず。
予備のカードで無事支払えたけど、よく考えたらキャッシュカード持ってきてなかったからこれが無理だったらヤバかった。。。。。
当日支払いの人は予備のカードとキャッシュカードは絶対あった方がいい。
事前診察
最初にカウンセリングに来た時と同じ部屋に通されて、同意書にサイン。今の同意書、タブレットで電子サインなんだねえ。。
その後上半身裸になって記念撮影(ではない)を5枚くらい撮って、胸のあちこちのサイズを測られる。(トップ、アンダー、乳首同士の距離、etc)
それが終わると先生が来て、エコーして、胸に赤いペンで目印を描かれた。
なんか解剖されてる気分(笑)
それが済んだらそのまま手術着を着せてもらって移動。
上半身が出しやすいように肩から袖にかけてマジックテープで開けられるようになってた。
しかし事前にカウンセリングに来た時も思ったけど、先生も看護師さんも優しくて安心する。
身支度
当日入院するベッドに案内されて、下半身の着替えを渡される。
あとはトイレと洗面台の場所を教えてもらって、着替え&洗面。
使い捨てっぽい不織布のデカパンと、圧迫用?のニーハイ的なのと、シャワーキャップみたいなのだったんだけど、ニーハイは今までに太腿の太いご婦人たちが履き潰したらしく、歩いたら膝下までベロンって捲れる緩さだった。
ダイエットの甲斐あって俺の太腿が比較的細いのだと前向きに受け止めておいた(笑)
悪夢の点滴
手術始まるのは大体1時間後くらいからかな?と聞いてたのでのんびり身支度してベッドでゴロゴロ。
喉渇いた〜
お腹空いた〜
なんていう生理的欲求と共にやってくる手術に対する罪悪感。
もう不安とかあんまないけど罪悪感やばい
— カナタ (@kanataself) August 7, 2020
何で普通に生きられんかったんやろな…すまんおっぱい、俺が弱いばっかりに
そこへ看護師さんが点滴を入れに登場。
人生で点滴は三度目で、1回目と2回目は特に痛くなかったからそこまで警戒してなかったんだけど
めっちゃくちゃ痛かった
痛みでオェってなったの初めて。
しかも2回失敗した
若い人だったから単純に慣れてなかったんだと思うんだよね。。。
わかる、わかるよ、誰だって駆け出しの頃ってあるし、俺にだってあったし、周りの協力によって成長していくもんだよね。
できれば俺は無駄に痛い思いしたくなかったけど。
結局もの凄く申し訳なさそうに「すみません人替わります」って言ってベテランさん呼びに行ったんだけど、
ベテランさん「大丈夫大丈夫wwがんばれ」
俺は大丈夫じゃないんですけど!?!?
三度目の正直、ベテランさんの励ましと指導を受けながら消去法で手の甲に点滴が入った。
失敗した二箇所、点滴入ってる一箇所、計三箇所が痛い。なんの罰だ。
痛すぎて点滴前に感じてた空腹も喉の渇きも罪悪感も全部吹っ飛んだ。
ベテランさん「できたじゃん!」って褒めてたけど、俺のことも褒めてほしい。
手術前のナイーブなタイミングでこんなにミスられると不安になる。
手術終わってみたら点滴入れるのが一番痛かったわ。
待ち時間
俺の手術のスタートが11時〜12時、多分11時くらいかな?って聞いてたんだけど、11時過ぎても特に呼ばれることもなくベッドでゴロゴロ。
12時前くらいに前の人の手術が終わったらしく、カーテンで区切られた別の区画のベッドに運び込まれてきた。
そして流れ始める2000年代J-Pop。
(後で知ったけど出どころはオペ室だった)
ウィーアーファイティンドリーマー♪って聞こえてきた時はめっちゃ面白かったよね。
世代ドンピシャのアゲアゲなBGMを聴きながら更に待つこと40分。
(多分先生達お昼休憩入ってた)
ついにオペ室へ呼ばれたのであった。